- ラブラドールレトリバーはおとなしい
- ラブラドールは賢い犬だから、だれでも飼える
よくきく意見です。
が!どっちも大間違いですッ
ラブラドールを飼いたいみなさん。
真実を知らずに、飼うだけ飼って、捨てる。
かわいそうなラブラドールを増やさないために、どうかもう一度考え直してください。
ラブラドールを飼うのは大変!飼う前に、しっかり考えてほしい
ラブラドールを飼いたい人ならご存知の通り、ラブラドールレトリバーは大型犬です。
小さくて可愛くて、そんなに手のかからない(というか、力のない)小型犬とは違います。
小型犬や中型犬を軽く言っているのではありません。
ただ、大型犬だから、力が強すぎるから、(より)お金がかかるから
小さい犬さんたちより、大変なんです。
その事実を理解しないで、大人しいと勝手に思い込んで
無責任にラブラドールを飼わないでください。
そんなに簡単な犬ではありません。
ラブラドールレトリバーはおとなしい?そんなの嘘だ
ラブラドールは、おとなしい。
そう思っている方、多いですよね。
はっきりお伝えしておきましょう。
それは、嘘です!
ラブラドールはおとなしくなんか、ありません。
なぜ大人しいと思われているのか。
それは、盲導犬や介助犬としてのラブラドールが知られているからでしょう。
補助犬として活躍できるラブラドールはたしかに賢いです。それはそれは賢い。
でも
おとなしいのではありません。
補助犬になるラブラドールたちは、小さい頃からトレーニングを積んで
練習を重ねて、街で見るあの『おとなしい』ラブラドールになるわけです。
しかも、訓練すれば誰でも盲導犬になれるわけではありません。
- 性格が適している両親から生まれたラブラドール
- なおかつ、本人の性格が向いている
- 身体的な問題点【トイレが近いなど】がない
- 試験にパスする
といった、超難関を突破したラブラドールが、なれるものです。
いわば東大に合格するようなものでしょうか?
その超エリート集団の盲導犬たちも、お仕事を終えれば、家の中で走り回ったりするといいます。
つまり、ラブラドール=おとなしいは幻想に過ぎません。
ラブラドールは、とりあえず1回家を壊す
ラブラドールは超やんちゃです。
好奇心旺盛だし、力も体力もある。
おまけに生え変わりそうな歯もかゆい。
というわけで
とりあえず、1回家を破壊します。
うそだと思ったでしょ? 事実です。
我が家は、先代ラブラドールさんに床をほじられ、やむなく1度リフォームしております。
文字通り、家を壊しました。
リフォームにかかった費用はいくらか、って?
……きかないほうがいいでしょう。
たまたまうちのラブラドールが最強すぎた、のではなく。
子犬ラブラドールを迎えた家の玄関の壁が、
まるーくぶち抜かれているのを、見たことがあります。
ラブラドールあるある:とりあえず1回、家を壊す
ラブラドールにかかるのは、食費ではなく医療費
- ラブラドールは、めちゃくちゃ食べる
- 食費が超かかる
と思っている人も多いことでしょう。
たしかに小型犬と比べれば、多めだと思います。けれど
うちのラブラドールたちとの生活でかかる費用は、医療費がダントツでした。
なぜなら、
- 大きいから、薬の量が多い=費用がかかる
- 入院するにも、小型犬より大型犬のほうが金額が高い
から。
これから子犬ラブラドールを迎え入れよう、というあなたには
想像できない話かもしれません。
でも、子犬だった犬も、あっという間に歳を取るものです。
先のこと、病気になったときのことを考えないで犬を飼ったなら
よくある病気になった老犬を捨てる飼い主になることでしょう。
どうか、きちんと考えてください。飼う前に。
ラブラドールが食べる量は、そんなに
体が大きいから、大食いだと思われがちなラブラドール。
けれど、実際はたぶん、みなさんの想像より少ないはず。
個人差はあるけれど
- ラブラドール成犬で、1日にドッグフードを計量カップ合計2杯
- 1日に計量カップ2杯と、缶詰フード
- 1日に計量カップ3杯
というはなしをよくききます。
うちのどんは、
- ドッグフードを計量カップに合計3杯と
- その他野菜など
- ときどきおやつ
という食生活です。
おそらく想像より食事の量は、少なかったのではないでしょうか。
体の大きさからすると、少ない印象ですよね。
でも結局のところ、それ以上に食べさせてしまうと
太りすぎてしまって、足腰に負担がかかるなどが起こります。
なので、たいていのラブラドールは、この程度の量しか食べていません。【ドッグフードの種類にもよりますが】
ラブラドール飼いで、困るのは老後の介護
老後の愛犬のイメージが湧きますか?
ほとんどの人はNOだと思います。
子犬を飼うときには、なかなか考えないことですよね。
でも、犬を飼うときには、とても、いや、もっとも大事なことです。
小さいときの犬は、それはそれはかわいいものです。
かわいくて、必死になってお世話をするでしょう。
けれど、必ず、歳を取ってしまいます。人間よりも圧倒的にはやく。
大型犬で困るのは、老後の介護です。
- もし小型犬だったなら、病院に抱き上げて連れて行けるのに。
- もっと小さかったら、バッグに入るのに。
でも大型犬であるラブラドールは、そうはいきません。
具合が悪く、歩けない愛犬を、ひとりでは病院にすら連れていけません。
それがどんな気持ちか、わかりますか?
苦しんでいる愛犬を、病院に連れていけないことは
耐え難いことです。
我が家では、先代ラブラドールが病気になったとき、
必ず2人が在宅する状態を続けていました。
いつ何時、病院に行かなければならないかわからない。
歩けないから、1人ではどうしても運べない。
そんな状況になる日が、必ず来る。
来ないでほしいけど、来なくてすめばいいけれど
きっとやってきてしまうから。
でもラブラドールは最高の犬である
大きいからこそ、大変なことは多いです。
力も強いし、家は壊される。
でも、結局、ラブラドールは最高の犬です。
どうか、ずっと一緒に過ごしてあげられる自信があるか考えてみてください。
それで、大丈夫!と思うなら、大事にしてあげてください。
単なるペットではなく、家族として。
そうすれば、ラブラドールは最高の家族になってくれることでしょう。
わたしは今まで、2人のラブラドールと一緒に、16年間以上暮らしてきました。 ラブラドールの外飼いについて、いろいろな意見 ... 続きを見る
ラブラドールレトリバーの外飼いはありえない理由4つ